バイアグラの特許は切れてたから安くなったのか?

考える男の人

バイアグラは現在ジェネリック薬と呼ばれる後発医薬品が出てきているため、メーカーにさえこだわらなければかなり安い価格で手に入れることが出来るようになりました。
特に日本国内でジェネリック薬が出てきてからは効果も同じでありながら3~4割引ほどの価格で入手できるようになりましたから、バイアグラへのハードルは確実に下がっていると言えるでしょう。
さて、こうしたことを見た際に「バイアグラの特許が切れたから安くなったのだろうか」と疑問を感じる人もいるのですが、これはその通りであるとも言えますし少し違うとも言えます。
まず国内のジェネリック薬に関しては間違いなく特許が切れたから安く流通できるようになったと言えます。
特許がある状態で勝手に同じ薬を作って売るというのは違法行為ですし、製薬会社からすると違法に薬を作って得られる利益よりも違法に薬を作ったことで負う責任の方が重いです。
従って国内のジェネリック薬に関して言えば、特許が切れたおかげで使えるようになったのです。
ただ以前から個人輸入で取り扱われていた、例えばインド製バイアグラジェネリックなどの場合は少し話が違います。
こうした薬は基本的に欧米や日本における特許を無視して製造販売しているからです。
「それは違法なのではないか」とも思えるでしょうが、実はバイアグラが登場した当時、インドなどではまだ薬の「物質特許」を認めておらず「製法特許」のみを認めていたという経緯がありました。
2005年からインド法改正によって特許が認められる薬も出てきていますが、少なくともバイアグラが登場した当初は「有効成分が同じでも作り方さえ違えば違法ではありません」という判断があったわけです。
つまり個人輸入ではそうしたインドで作られた、日本や欧米で言えば特許侵害に当たる薬が持ち込まれていたのです。
国が違えば法律も違うというのはどの分野でも同じことなのです。

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